少子化対策基本方針

子育ちを支援する生活環境の整備

【現状と課題】

子どもが安全で自由に遊べる環境が減少しており、子ども同士のふれあう機会も少なくなってきています。子どもの健やかな成長には、のびのびと遊ぶことのできる遊び場と親しい仲間の存在が不可欠であることから、遊びや交流を通して子どもの健全育成を図る児童館や、身近で安全に遊ぶことのできる公園や広場の十分な確保を図る必要があります。併せて、妊婦や乳幼児連れでも外出が容易にできるやさしいまちづくりの推進等も求められています。

また、青少年の心身の健全な育成を阻害する行為を規制して、良好な社会環境の整備を図っていくことが求められています。特に、近年、スマートフォンの青少年への急速な普及やゲーム機など端末機器の多様化により青少年を取り巻くインターネット利用環境が大きく変化している一方で、インターネットの利用により、青少年の健全な育成を阻害する情報に触れることや、事件・事故に巻き込まれること、犯罪の加害者になることもあり、青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備に努めていくことが必要となっています。

さらに、若者が安易に乱用に陥りやすい危険ドラッグをはじめ、薬物の乱用は心身に悪影響を及ぼすばかりでなく、家庭の崩壊や、凶悪犯罪への入口になり、社会全体に計り知れない影響を及ぼします。

【施策展開の方向】

青少年を取り巻く社会環境の整備

次代の社会を担う青少年の健全な育成を図るためには、青少年の健全な育成を阻害するおそれのある行為や環境から青少年を守り、青少年のための良好な社会環境をつくることが必要です。

このため、「茨城県青少年の健全育成等に関する条例」の周知と効果的な運用を図り、家庭や学校、地域や企業など、社会全体が一体となって、青少年を取り巻く社会環境の整備を図ります。

薬物乱用を許さない社会環境をつくるため、薬物乱用防止教室を開催し、薬物に関する正しい知識を普及するとともに、青少年及び保護者や地域ボランティアなどによる地域に根ざした薬物乱用防止啓発運動の充実を図ります。

子どものための施設整備

子どもたちが、友達をつくり、時間を過ごす場所は、学校、幼稚園、保育所、認定こども園、図書館、児童館等たくさんあります。これらの施設が十分に活用されるよう、施設整備や、活用が不十分な施設の運営方法等の見直しを進めます。

子育てにやさしいバリアフリー・ユニバーサルデザインのまちづくり

妊婦や子ども連れの人が安心して、歩いて買い物ができるような空間づくりなど、子育てにやさしいまちづくりに努めます。その際、バリアフリー・ユニバーサルデザインによる「人にやさしいまちづくり」の視点から、ハード面はもちろんのこと、「こころのバリアフリー」も進めます。

住環境の整備

子どもたちが健やかに育つことができる住環境の整備を推進するため、自然や環境に調和した計画的な宅地開発や、地域や家族同士の交流をはぐくむ住宅供給など、子育てに配慮した豊かでゆとりある居住空間づくりの推進に努めます。

また、子育て世帯が仕事と家庭生活の両立を図りながら安心して子育てできるよう、福祉施策や都市政策等と連携し、公的賃貸住宅等と子育て支援施設の一体的整備を図ります。

【重点施策】

青少年の安全・安心なインターネット利用環境の整備(女性青少年課)

青少年がインターネットを安全・安心に利用できるよう、保護者等に対して、インターネットの危険な側面や、トラブル回避方法等を学ぶ機会を提供するなどの取組を促進し,青少年のインターネット利用環境の整備を図ります。

児童館の整備(子ども家庭課)

児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、情操を豊にするなど健全育成活動拠点である児童館の整備を図ります。

子育てにやさしいバリアフリー・ユニバーサルデザインのまちづくりの推進(施設整備の際の指導・助言)(厚生総務課)

事業者等の方が施設整備の際に、「ひとにやさしいまちづくり条例」の趣旨や基準について周知徹底されるよう、指導・助言などを行い、建築物等のバリアフリー・ユニバーサルデザイン化を推進します。