- ホーム
- 少子化の現状と今後の影響
- 少子化の与える影響
少子化の与える影響
(1)経済面での影響
1.労働力人口の減少と経済成長への影響
生産年齢人口が減少し、高齢者人口の割合が高くなることにより労働力そのものが減少しています。それに伴い、投資や労働生産性の上昇が抑制され、経済規模が縮小し、経済成長が低下していくことが懸念されます。
2.国民の生活水準への影響
高齢者の割合の増大により、年金・医療・介護など現役世代の社会保障、租税分野における負担の増大が考えられます。
(2)社会面での影響
1.子どもへの影響
単身者や子どものいない世帯の増加など家族形態の変化や子どもの数の減少に伴う、子ども同士の交流の機会の減少などにより、子どもの社会性が育まれにくくなるなど、子ども自身の健やかな成長への影響が懸念されます。
2.地域社会の変容
人口減少と高齢化の進行により地域活力が低下し、自治体の財政状況の悪化による基礎的なサービスの水準の低下、防犯・消防等の地域における自主的な社会活動、道路・河川などの社会資本や自然環境の維持管理も困難になることが懸念されます。