子育てと仕事との両立の困難さ、また、家族や地域との関係の希薄化などによる育児の孤立・不安など、子どもを生み育てることをためらわせる要因が依然として存在します。
子育ては第一義的には父母その他の保護者の責任ですが、次代の担い手である子どもを慈しみ、守り育てることは社会全体の基本的な責任でもあることから、子育て中の親が男女を問わず子育てに向き合い、安心して子どもを生み育てることができるよう、働き方の改革や家族・地域のきずなの再構築など、家庭と行政、企業、地域等が連携を図り、社会全体で子育てを支援する環境をつくります。
さらに、地域固有の特性や課題に対し、その実状に応じた支援が求められていることから、地域の社会資源を十分かつ有効に活用し、地域の様々な子育て支援サービスの充実やネットワークづくりを進めていくことが重要です。