核家族化や働き方の多様化等により家庭や地域の養育力が低下する中、子ども同士の切磋琢磨や異年齢の子との遊びなどが難しくなり、子どもたちの自立の後れや社会性の低下等が指摘されています。子どもは社会の希望であり、未来の力であることから、子どもたちが同世代の仲間と切磋琢磨して健やかに育ち、個性と創造性を伸ばし、豊かな人間性を育むことができるよう、子どもの育ちを応援する環境をつくります。
親自身は、周囲の支援を受けながら、実際に子育てを経験することを通じて、親として成長していくものであり、親の育ちを支援していくことが必要となっています。すべての子育て家庭を対象に、子どもの成長段階に応じたきめ細かな支援や、父母その他の保護者が主体的に取り組むべきことを前提として社会全体で子育て支援していくことが重要です。また、児童憲章や児童の権利に関する条約をふまえ、子どもの幸せを第一に考え、子どもを大切にする環境づくりを進めることが重要です。