少子化対策基本方針

子どもがのびのびと健やかに育つ環境づくり

【現状と課題】

都市化・核家族化の進行や共働き世帯の増加、出生数の減少等による子どもと家庭を取り巻く環境の大きな変化は、子ども同士による交流や体験の不足、異年齢の集団による遊びの場の減少等につながりかねないことから、様々な体験の場を提供し、子どもの社会性を培うことが必要となっています。

【施策展開の方向】

子どもの自立を促す

子どもがのびのびと育つということは、子どもたちがありのままの姿で受け入れられるということであり、学業成績のみで評価されることではないと考えます。

ボランティアや社会貢献活動等を通じた、地域における多様な交流体験により、子どもの豊かな人間性、社会性、協調性、自立心、及び自己肯定感を育成する環境づくりを進めます。

子どもの居場所づくり

子どもは人と人とのつながりで育ちます。児童館をはじめ、放課後子供教室と放課後児童クラブを連携して実施する放課後子ども総合プラン等の取組において、遊びや活動を通した年代の異なった子どもたちとの交流や、地域の人たちとのふれあいを促進します。

地域の担い手の育成

地域には、いろいろな伝統文化があります。それを次世代へ継承するためには、子どもに地域住民のひとりとしてまちづくりに参画し、その中心的な担い手として活動できるようにすることがとても大切です。様々な子どもの発想を活かし、子どもの力である「まわりを明るくする力」を発揮できるよう、地域における子ども会などの組織や活動の充実を図ります。

高齢者とのふれあい

核家族化に伴い世代間交流が不足する中、子どもは高齢者との交流を通して、彼らの持つ豊かな知識や経験に触れることで、社会性を育み、他者を敬い思いやるやさしい心を育てます。一方、高齢者にとっては、若い世代と交流し、伝統文化を伝えることは生きがいづくりにもつながることから、老人クラブ等による地域での取組を支援します。

また、共働き世帯の増加に伴い、孫育てするイクジイの需要も高まっており、参加の機会の充実に努めます。

豊かな心をはぐくむための多様な体験活動の充実

生活や自然の中での体験が豊富な子どもには、道徳観・正義感が身についている子どもが多いことが国の調査で明らかになっています。幼児期から家庭での役割を身につけたり、子どもが心豊かな人間性をはぐくむために、生活体験や自然体験、農林漁業体験、文化・スポーツ活動など、いろいろな体験や活動ができる機会の充実に努めます。

【重点施策】

放課後子ども総合プランの推進(子ども家庭課)

共働き家庭等の「小1の壁」を打破するとともに、時代を担う人材を育成するため、全ての児童が放課後等を安全・安心に過ごし、多様な体験・活動を行うことができるよう、一体型を中心とした放課後児童クラブ及び放課後子供教室の計画的な整備等を推進します。

また、地域の実情に応じた放課後児童クラブ及び放課後子供教室の研修に加え、放課後児童健全育成事業従事者を対象にした放課後児童支援員の認定研修を計画的に進めます。

ヤングボランティアの育成(生涯学習課)

高校生を対象として、ボランティア活動の基本的な学習の場と活動機会を提供し、学んだ知識や技能を地域で活かせるよう支援します。

自然体験・生活体験活動の推進(林政課)

子どもたちが森林内での自然観察や体験活動などを通して、森林の持つ様々な働きについて理解を深めるとともに、健全な心身の成長に資するため、森林環境教育の推進を図ります。

少年少女水産講座の開催(漁政課)

将来の水産業の担い手を育成するため、県内の小学生を対象に、水産業や海洋に関する体験学習の機会を提供し、水産業に関する理解、関心の向上を図ります。