少子化対策基本方針

子どもが個性と創造性をのばし、豊かな人間性をはぐくむ学校教育の充実

【現状と課題】

子どもたちが豊かな人間性を培うことや自分で課題を見つけ、自ら考え、主体的に判断し、問題を解決する能力などの「生きる力」をはぐくむ教育のより一層の充実を図るとともに、多様な選択ができる教育制度の実現を進めることが求められています。

また、現在、家庭や地域の教育力が低下しており、子どもの教育がややもすると学校教育に偏りがちになっていることから、学校・家庭・地域が連携し、相互の役割を分担しながら子どもの教育に関わっていく必要があります。

【施策展開の方向】

開かれた学校づくり

次代の担い手である子どもたちが個性と創造性を伸ばし、豊かな人間性をはぐくむことができるようにするためには、学校、家庭、地域社会が連携・協力し合うことが大切です。そのため、学校の教育活動やその成果を広く地域や保護者の方々に知らせるとともに、学校の教育活動への参加を進めるなど、開かれた学校づくりに努めます。

また、よりよい教育を進めるためには、教員の資質や指導力の向上が必要であることから、教員に対する研修の充実に努めます。

自ら学び自ら考える力を育てる

新しい時代を生きる子どもたちには、基礎的・基本的な学習内容を確実に身に付けさせるとともに、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する能力を身に付けさせることが大切です。そのため、少人数指導やティーム・ティーチングなどの指導体制を整備するとともに、体験的な活動や問題解決的な学習の推進に努めます。

豊かな心と将来への夢をはぐくむ

幼児・児童・生徒を取り巻く環境が変化するなかで、豊かな心と将来の夢をはぐくむ教育は、一層その重要性を増しています。そのため、幼児期からのすべての教育活動を通して、社会の一員として生きるための自覚や豊かな人間性の育成などの心の教育を推進します。

社会の変化に適切に対応できる

これからの子どもは、国際化、情報化、科学技術の進展など、変化の激しい社会に適切に対応できる能力を身に付けることが大切です。そのため、国際理解教育、情報教育、科学技術教育、環境教育等、今日的教育課題を的確にとらえた創意ある教育活動の充実に努めます。

健康や体力をはぐくむ

子どもが生涯にわたって明るく豊かで活力ある生活を営むためには、心身ともに健康で、たくましさを備えていることが大切です。そのため、定期的・継続的に運動に親しみ、生涯にわたる豊かなスポーツライフの基礎を培えるよう、学校の教育活動全体を通した体育・スポーツ活動の充実と体力の向上及び健康・安全に関する自己管理能力の育成に努めます。また、望ましい食習慣の形成など、食育の充実に努めます。

認定こども園、幼稚園、保育所と小学校との連携

子どもの発達や学びの連続性を確保する観点から、小学校教育への円滑な接続に向けて幼児教育及び保育の内容の工夫を図ります。

また、小学校の児童と交流の機会を設けたり、小学校の教師との意見交換や合同の研修の機会を設けたりするなど特定教育・保育施設(認定こども園、幼稚園及び保育所)と小学校との連携を図ります。

障害のある子どもの自立と社会参加への支援

障害のある子どもの教育・育成については、成長のあらゆる段階において、一人ひとりの障害の特性等に応じた教育・育成の充実を図る必要があります。そのため、障害のある子どもが、自己の持つ能力や可能性を最大限に伸ばし、自立と社会参加ができるよう支援することが大切です。そのため、一人ひとりの障害の特性、状態、発達段階、学習の進度等を踏まえた指導の充実に努めます。

特に、小・中学校等に在籍している発達障害等の子どもへの支援を充実します。

安全・安心な学校づくり

安全な学校環境の中で安心して学べるようにすることは重要な課題です。そのため、不審者の侵入等に備えた危機管理対応マニュアルの点検・修正や、日常的な安全点検を徹底するとともに、子どもの安全に対応する危機対応能力の育成に努めます。

また、学校が安心して楽しく学べる場となるよう、相談体制の一層の充実を図り、いじめや不登校等の未然防止に努めます。

学校施設の整備と充実

子どもがのびのびとした学校生活を送るためには、学校教育環境の整備は大切です。そのため、一人ひとりの能力を伸ばす特色ある教育活動を支援する教育機能の充実とともに、生活の場としてのゆとりと潤いのある施設、そして、学校・家庭・地域の連携が図れる施設などにも考慮した教育環境の整備充実に努めます。

【重点施策】

小中学校の少人数教育の充実(義務教育課)

教科の学習指導に加え、生活面からもきめ細かな指導ができるよう、小学生には少人数学級やティーム・ティーチングによる少人数教育により、基礎学力の定着・向上を図ります。

併せて、中学1年でも少人数教育を実施し、不登校など生徒指導上の問題等が大幅に増加する「中1ギャップ問題」に適切に対応します。

社会性・規範意識をはぐくむ体験活動の充実(高校教育課)

各学校や地域の幼児・児童・生徒を対象に、学校・家庭・地域社会が連携して、マナーアップに向けた取組を実施し、規範意識の高揚や公共マナーの向上を図ります。

読書活動の推進(義務教育課)

児童生徒が自己を見つめ、自らの生き方を考える機会をつくるため、読書意欲を喚起し、読書活動の推進に努め、国語力の向上と心の教育の充実を図ります。

自然体験活動の充実(生涯学習課)

県立青少年教育施設を活用した自然体験活動事業を通じて、子どもの創造性をのばし、豊かな人間性を育みます。

中学生社会体験の充実(義務教育課)

中学生が人とのかかわりや思いやり、社会のルール等を職場体験など様々な体験を通して学ぶことを通じ、主体的、創造的に生きていくことができる資質や能力の育成を図ります。

高校生就業体験の推進(高校教育課)

産業現場で実際に用いられている知識や技術・技能に触れ、職業選択の能力や望ましい勤労観、職業観を身に付けさせるためのインターンシップを推進します。

教育相談体制の充実(義務教育課)

児童生徒の健やかな成長のため、小・中学校にカウンセリングに関する専門的な知識及び経験を有するスクールカウンセラーの配置を充実することにより、学校における教育相談体制の充実を図ります。

児童・生徒の体力向上の推進(保健体育課)

学校の教育活動における体育・スポーツ活動の充実を図り、児童生徒のチャレンジ精神を醸成し、競い合う楽しさや達成感を味わわせ、困難に立ち向かう「たくましい心と体」を育成します。

心と体をはぐくむ食育の推進(保健予防課・保健体育課)

子どもたちが将来にわたって健康に生活していけるよう、栄養や食事の摂り方などについて正しい知識を習得し、自ら食をコントロールする能力を養い、望ましい食習慣を形成するとともに、栄養教諭を中核とした食の指導体制を整備します。

特別支援教育相談支援体制の整備(特別支援教育課)

特別支援学校及び幼稚園、小中学校、高等学校等に在籍する障害のある幼児・児童・生徒に、適切な指導や支援を行うことができる体制を整備します。

私立幼稚園等における特別支援教育の推進(総務部総務課)

私立幼稚園等における障害児等の教育条件の維持向上及び保護者負担の軽減を図り、障害児等の就園の促進を図ります。