いばらき結婚・子育てわくわくキャンペーン

いばらき結婚・子育てポジティブ動画コンテスト

茨城県では、学生を対象として結婚や子育てに対するポジティブメッセージを発信する動画作品を募集し、若い世代の結婚や子育てに対するポジティブイメージの醸成を図るため、いばらき結婚・子育てポジティブ動画コンテストを実施しました。全33作品の応募の中から、選ばれた受賞作品を発表します。

■結婚部門 グランプリ 「赤ちゃんの魔法」 作:チーム猫の手



【映画監督 小沼 雄一氏 講評】
テロップ、ワイプ、エフェクト、効果音など様々な技術を駆使して映像作品を作る喜びに溢れた力作。だが、この作品のもっとも重要な特長は技術ではない。

例えば、赤ちゃんの表情。このふてぶてしい赤ちゃんの表情を作り手がとても気に入っていることが良く伝わってくる。

また、主人公の素直な演技と、それに作り手が託しているストレートなメッセージに嘘偽りがなく、純粋に自分の思いを映像に込めることができている。映像が技術ではなく、熱意によって人の心を動かすことをあらためて感じさせてくれる素晴らしい作品です。

■子育て部門 グランプリ 「子供ができて、夢ができたの」 作:ボトルゴッホ



【映画監督 小沼 雄一氏 講評】
コンテストのテーマを表現するために思い切って赤ちゃんの映像に絞って構成した、映像戦略に優れた作品。母親の映像は断片的でありほとんど声のみとすることで、観客自身が母親の立場になったような気持ちになれる。テロップもシンプルで品が良い。テーマ性に優れた見事な作品です。

■結婚部門 準グランプリ 「君に出逢って」 作:TISTドローン空撮部



【映画監督 小沼 雄一氏 講評】
ドローン映像によって構成された作品で技術的にクオリティーが高い。ドローンを使うとどうしてもヒキの画ばかりになってしまうが、最初のカットをしっかりヨリから始めているのもポイントが高い。公園の緑がとても綺麗で、ドローン映像でもっとも重要な「何を背景にするか」をしっかりおさえていることも評価できる。

■結婚部門 特別賞 「いつまでも あなたと」作:岩田 美紀、八代 桃佳、持丸 綾香



【映画監督 小沼 雄一氏 講評】
写真と手紙にノスタルジックな映像加工を施して、全体的にまとまりよく作られている。手紙の文字も達筆で、そういった作り手の丁寧な映像づくりが感じられる。結婚というテーマを、新婚ではなく晩年で表現しようとした作り手の熟成した視点も好感が持てる。

■結婚部門 特別賞 「彼への思い」作:小野瀬 明梨、見目 早霧



【映画監督 小沼 雄一氏 講評】
白黒フィルム風の加工のテロップ文字という思い切った映像加工が特徴的な作品だが、この作品の最大の長所はやはり登場する女性の魅力的な表情だろう。彼女が自分の恋人について語っているからこそ、その思いが本物であることが観るものに伝わる。

映像は視線の芸術であり、女性が心の中で恋人に向ける視線、映像作家が被写体に向ける視線、観客が映像作品に向ける視線、その三つの視線が有機的に交流することで人を感動させることを再確認できました。


■お問い合わせ
茨城県福祉部 子ども政策局
少子化対策課 企画・結婚支援グループ
TEL:029-301-3261